毎年２月に実施しておりました社会貢献活動（ソフトバンクホークス宮崎キャンプ見学）ですが、回を重ねるにあたり「小さい児童が移動に疲れる」「安全面の配慮」などの検討事項が増えてきました。そこで博多法人会青年部会では例年取り組んでいる基本路線は変えずに、キャンプでの臨場感をいかに体現してもらうか、選手との交流、そして何より参加した児童がいかに楽しめるかという観点を軸に福岡ソフトバンクホークスさんと意見交換して参りました。

熟慮を重ねた結果、今年度は

【福岡ソフトバンクホークスの現役選手・OBがやってくるっ！】

という趣旨のもと、福岡ソフトバンクホークスさんに施設訪問していただく運びとなりました。

キャッチボール、バッティング、スピードガン、サイン会といった児童とのふれあいを中心とした内容を福岡育児院さんへお話したところ快く賛同していただき、打合せを密に行いながら当日を迎えることができました。

福岡育児院さんからは44名（児童35名・職員9名）、法人会からは13名の参加で当日を迎えることとなりました。

 

１２月９日（日）に、福岡市東区にあります「福岡育児院」さんに8：30集合。

福岡ソフトバンクホークスさんにおかれましては、イベントを行う上での施設状況・安全面への考慮など、とても念入りに下調べをされておりました。

9：30　福岡ソフトバンクホークスさんに司会進行をお渡しし、今年度の社会貢献活動スタートっ！

児童のみんなが楽しみにしていた現役選手・ＯＢは・・・

大竹耕太郎　投手　背番号１０

田口昌徳さん　元ホークス

イケメンで今年の成長株でもある大竹投手、ユニークで明るく元気な田口さん。

児童のみんなと溶け込むスピードも早く、始まってすぐに笑顔や笑い起こり和やかムードでスタートすることができました。

当初は質問コーナー（ミニトークショー）から始める予定でしたが、寒さ厳しい朝でしたのでウォーミングアップを兼ねたジョギングをすることになりました。

たかがジョギング、されどジョギング。

田口さんが大きな声を出し、ただのウォーミングアップではなく、プロ野球選手が実際行っている様々なウォーミングアップを体験することができた児童のみなさんは、寒さを忘れて一生懸命身体を動かしていました。

（法人会青年部会の皆様は・・・一切動かれておりませんでしたが。。。）

 

ジョギングが終わるとバッティングっ！

「ボールをセットしてバットで打つ」というシンプルなゲームでしたが、打撃側と守備側でお互いが楽しめる工夫がされており、児童のみなさんは笑顔で楽しんでいました。

その後、スピードガンやピッチングゲームなど、大竹選手と田口さんと触れ合いながら楽しんでいる児童の姿が多く見られました。

 

 

 

「・・・ん？ちょっと予定していたタイムスケジュールより進行が早くない？」

「予定時刻より早く終わってしまうんじゃない？」

我々法人会青年部会の面々がザワザワしだしたのは開始1時間後くらいのことでした。

明らかに予定していた時刻より早く終わってしまいそうな状況を心配して、ソフトバンクホークスのスタッフさんに確認へ・・・。

「あと1時間半ありますが、予定と違う催しをされるのでしょうか。」

「・・・えっ？」

そうです。

ソフトバンクホークスさん側が予定時間を間違っていたのです。

しかし、そこはさすがのソフトバンクホークスさんっ！

寒かったグラウンドから施設内の食堂へ移動し、ソフトバンクホークスさんのご厚意でいただいたユニフォームや色紙にサインをしていただき、その後一人一人と記念撮影。

気さくに児童に声をかける大竹選手、児童を楽しませる田口さんの姿がとても印象的でしたが、そんな２人と接している児童の笑い声や楽しそうな表情もとても印象的でした。

 

ソフトバンクホークスさんとの交流が終わると、昼食会場に向けて出発っ！

昼食会場は「八仙閣」。

今回は弁当ではなく、「円卓形式」でのランチとしました。

児童とはいえ、中学生にもなると食べる量は大人と一緒ですね。

大皿で提供される料理もあっという間に空になり、次の料理を待つ状況。

食べ盛りの児童にはちょっと物足りない量だったのかもしれませんが、大皿で取り分けるスタイルは新鮮だったようです。

ランチもひと段落したところで・・・【Ｍｒ．モーリー】の登場っ！

（ご存知ないかたは「Mr.モーリー」で検索してください。）

スプーンを曲げるマジックで児童の心を鷲掴みしたモーリーさんは、メンタリズムを披露し会場内をモーリーワールドへ誘います。

児童のみなさんからよく見えるところでのカードマジック。

タネと仕掛けを暴こうとする児童をあざ笑うかのようにどんどんとマジックを披露していくモーリーさんに児童のみなさんは夢中になっていました。

昼食終了後、児童のみなさん・職員のみなさんを福岡育児院さんへ送迎。

バスの中では

「大竹選手、かっこよかった！」

「田口さんって面白かったね。」

「将来はマジシャンになる！」

「楽しかったねっ！」

という声が飛び交っていました。

 

 

今回、新たな取り組みを実施致しましたが反映すべき点や改善すべき点が多く見受けられました。

実施から得られたこれら諸事項を検証し、よりよい活動に繋げていけるように精一杯活動計画を練って参りますので、来年度以降も社会貢献活動へのご理解とご協力のほど何卒宜しく御願い申し上げます。

また、１２月１３日に行いました第５５回博多よか梅会（青年部会チャリティーコンペ）、表彰式と忘年会を兼ねた懇親会の席で皆様からお預かりしましたお気持ちは、後日福岡育児院様へ寄付させていただく予定となっております。
ご賛同いただきました皆様へ心より御礼申し上げます。

（文　和田　義一）